筆者紹介
ナオコアラ
高校一年の途中で英語力ゼロの状態からオーストラリアの高校に3年間留学。なんとかなるでしょ精神で飛行機に乗ったものの、離陸した瞬間に事の重大さに気づき大号泣。
それからは色々な問題にぶち当たりながらも、高校を3年間通い切り、無事卒業。
現在はイギリスの大学に通っている。
オーストラリアって実際どんな感じ?
超ざっくり言うと
オーストラリアってこんな国
気候
とにかく暑くてドライ。
一年中ほとんどが晴れで暑い日が続く。
ただ、日本の夏のような湿気は無く、屋根付きテラス席や、室内では快適に過ごせるし、屋外でもあまり汗はかかない。
国民性
一言で言うとおおらか。
のんびりしていて、小さいことは気にしない。友人や家族と集まってお喋りするのが大好きな人が多く、事あるごとにBBQする。
文化
イギリス色が強いが、多様性のある文化。
イギリス人が上陸して、オーストラリアという国を作ったのが割と最近なので、歴史はない。
なので、保守的にならずに新しい文化をどんどん受け入れている印象。
オーストラリアの高校のしおり
英語力について
留学したいけど英語喋れない!って方、安心してください。
私もそうでした。
通常の場合、メインの学校に入る前に留学生が英語を習う為のサブのスクールや語学学校があるので、そこで鍛えられます。私の通っていた高校は、インターナショナルスクールというサブの校舎で、日本の中高6年間で習う英語を集中的に3ヶ月ほどで教えてくれました。
しかし、通い始めれば急に英語力が身につく訳ではありません。
英語を喋れるようになりたいなら、日本人が周りにいない、強制的に英語を喋らなければいけない環境に身を置いてください。
そうすれば自然と、猛勉強とアウトプットを繰り返します。
それを繰り返しているうちに、3ヶ月〜半年ほどでなんとかなるレベルにはなるでしょう。
授業
オーストラリアの高校では、授業で習った事を元に自分でリサーチしてレポートやプレゼンをする、というのが一般的です。
なので、日本の学校のような試験のためだけに詰め込み式の暗記をするよりも、はるかに実用的で身になることを学べます。そして、高校の段階から好きな授業を選択できるので、興味のある分野を学べます。
また、中高では学校からパソコンを生徒1人ずつに配られ、それを使い授業を進めます。
課題
オーストラリアに限らず、海外の高校はとにかく課題が多いです。その代わり、日々の宿題はほとんど出ません。
課題は大きく分けてレポートとプレゼンがほとんどで、あとは学期ごとに試験があります。
レポートとプレゼンは先ほど記述した通り、授業で習った基礎をもとに自分でさらにリサーチして深掘りをして、それに対する自分の考えもまとめる、という感じです。
最初は大変ですが、これをこなしていくうちに物事に対してちゃんとした知識を自分で身につけ、自分の意見をしっかり持てるようになります。
学校行事
オーストラリアの高校では日本では無いような行事が沢山あります。
例えば文化祭は日本のものとは全く違います。生徒の出し物はやりたい人だけやり、あとは学校や父母がメインとなり準備します。私の高校では、広大なグラウンドに色々なアトラクションや出店が出て、ミニ遊園地ができてました笑。
また、運動会やマラソン大会、水泳大会などがあると、スタジアムを貸し切り、それぞれのチーム対抗で戦います。私の高校ではハウスと言って、火、水、地、空の4つのハウスに入学の時点で振り分けられました。
ハリーポッターで言うグリフィンドールやスリザリン的な、寮対抗戦みたいでとても楽しいですよ!
友達作り
オーストラリアの学校で友達ができるか不安だなと言う方、沢山いらっしゃると思います。なので私個人の経験を元にですが、友達作りのコツを何点かあげて見ます!
- 日本人という利点をフルに使う!
- どんどん自分の性格や個性を出す!
- なりふり構わず話しかけまくろう!
オーストラリアの高校の留学生はほとんどが中国人かベトナム、タイ人で、少し韓国人もいるかな、という印象なので日本人は居ても数人です。なのでみんな日本人を珍しがり、日本の話を聞きたい人も多いです。
日本食やアニメ好きはオーストラリアの高校生にも多いので、会話のきっかけになること間違いなしです!
日本人というきっかけで会話をはじめたら、今度は’日本人として’では無く’自分として’話をしてみましょう!日本人の多くは自分の個性を出し、自分はこういう人間です!と周りに伝えることが苦手ですよね。
しかし、オーストラリアでそれをやっていては友達ができにくいので、怖がらずにどんどん自分の性格、個性を出しましょう!きっとあなたと友達になりたい人が沢山寄ってきますよ!
結局これが一番大事です。自分の英語に自身が持てなくても、『誰も日本人の私に完璧な英語なんて最初から求めてない』って心持ちで、バンバン話しかけて常に周りの人に対してオープンでいることが大切です。
旅の恥はかき捨て、ならぬ、留学の恥はかき捨て精神で、なりふり構わずにいきましょう!
ホームステイのしおり
ホストファミリーとの付き合い方
ホストと生徒の関係は、ゲストでも無ければ居候でも家族でもないので、距離感や付き合い方に戸惑うこともあるでしょう。
生徒側はお金を払い滞在しているので、気を遣いすぎて文句も言えない、なんて感じる必要は全く無いです。何か不満や分からないことがあれば遠慮なく主張しましょう。
ただ、長く付き合っていく上でギスギスしたら、ストレスですよね。何かを言う時は礼儀正しく、相手へのリスペクトを持つことが大事です。
そして、家のルールは必ず守りましょう。無断で破れば信頼関係を築くことができません。
食事
オーストラリア人はBBQ大好きなので、かなりの頻度でお肉が出てくるでしょう。しかしオーシービーフは食べ応えのある赤身肉と言う感じで、日本人にとっては硬く感じますが、そのうち慣れます。
食事は基本的にホストが用意してくれたものを毎日食べます。なので、アレルギーや嫌いな食べ物は必ず最初に伝えましょう。
しかし、日本は世界的に見ても食レベルが非常に高い国なので、それを当たり前に思いオーストラリアに行くとギャップを感じる事もあります。もし多少の不満を感じても、それは日本がレベル高いだけでオーストラリアがレベル低い訳ではありません。
水不足問題
オーストラリアは深刻な水不足が問題になっているので、家庭で好きなだけ水を使える訳では無い、と言うことを理解しておいて下さい。
例えば、シャワーは原則5〜10分というルールがある家庭も多いですし、お皿洗いもあまり十分にすすぎをせずに泡がついたまま拭く家庭がほとんどです。
これを知らずに行くと、最初はショックを受けるでしょうが、これはどうしようもない事なので、慣れるしかありません。
良いホームステイの見分け方
どうすれば良い、悪いホームステイを見分けられるのでしょうか?2つポイントをご紹介します。
- お金目的かどうか
- 人の子供を預かるという責任感
留学生はホームステイ先に多額のお金を払うので、お金欲しさにホームステイをやっている家庭もあります。なので、ある程度裕福な家庭を選ぶのが無難ですね。
責任感のあるホストなら、生徒の身に危険が及ばないように気を配るでしょう。外出時には門限があったり、誰とどこに行くのかなどを確かめたりしてくれるホストは責任感があるでしょう。
逆に、外出時に何も聞かず、門限も無い家庭は責任感が欠如していると思っていいでしょう。
留学生から見たオーストラリアの良い点&悪い点
良い点
- のんびりした環境で、勉強に集中できる。
- フレンドリーな人が多い。
- 色々な国から留学生が来てるので、自分の世界が広がる。
- 広い青空の下でのBBQ最高!!
悪い点
- 水不足なのでシャワーや洗い物は不便。
- 大自然ゆえに虫が多い。
- ワニとサメがいるので注意。
- 一年中暑い!